言語学者が選ぶ最強の語学書集(+語学学習法とか研究とか統計とか)

これまで数百冊の語学参考書を買ってきたので、特にお勧めできるものを言語学者の観点からご紹介。 語学書を活用する為の効率的な学習法や言語学の話題も。

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    トルコに長期旅行するので旅行用会話と語学学習の両方を同時にしたい場合などに最良の本です。
    もしくは最初の参考書として、ページ数が少ないので、最初はまずこの本で基本だけ覚えたら良いでしょう。

    少なさは利点で、一冊をやり遂げるのが容易というのは途中で投げ出す人が少なくなりそうです。

    注意する点は、CDに入っている例文がトラベル向けで文法事項は重視されていないこと。文法を学びたい場合CDにいれてほしいのは、動詞や補語が名詞にあわせてどう変化するかといったものですが、実際に中に入っているのはトラベルトルコ語がかなり多いです。

    動詞の接尾辞表はあっても、それはCDに収められていないか、その中の一部が収録されているのみです。 ただし接尾辞などの表が非常に見やすく、効率的に学習できるます。この点は他の参考書より優れていて、なおかつかなり有益。このためだけに買っても良いと言えるくらいです。


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    Barron's TOEFL iBTは実試験やDELTAのものよりやや簡単なので、英語の参考書を使い始める段階でお勧めです。簡単な理由は少し発話がゆっくりしているからなのですが、構文的な難しさは若干、実際の試験より難しいです。

    この本の利点はとにかく量が多いことで大量のリスニングファイルを聞けます。

    問題としてCDがパソコンによって再生できなかったり、CDが参考書についているのか別売なのか分かりづらくムダに別売CDを買ってしまったりする人がいます。DELTAもCDがついているか分かりづらいので注意が必要です。

    実際にこの本やDeltaと
    「TOEFL TESTリスニング完全攻略―Computer‐Based Testing対応」
    という参考書、そして公式のものをできる限り全て買い(IELTSも)ひたすら全てシャドーイングしていただけでリスニングとリーディングは満点近くとれました。
    この参考書はCBTのものなのでもう売っていませんが、日本語訳がついているということもまだスコアが伸びていない学習者には大きなメリットですし、量もかなりのものです。
    IBTよりもパッセージが短いのでご注意ください。

    LongmanやCrackingの参考書は、前者は簡単ではあっても傾向が実試験と違い、後者も同様であまり質が高くはないかもしれませんが、後者は私が知る限りライティング対策のテンプレートが掲載されている唯一の参考書です。

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    Delta's Key to the Next Generation TOEFL Six Practice Tests for the iBT Book with 6CDs
    この本は個人的には特に本番の試験に近い内容だと思っています。優れた問題集の絶対条件は実試験への類似性なのでこの本を強くお勧めします。

    スピーキングが実際の傾向と少し違うような気がするもののリスニング、リーディング対策に重宝します。

    実試験よりリスニングは少し簡単。ただしそれは話すスピードが若干だけど遅い気がする、くらいでとても良くできた参考書です。 長さも内容も実際の試験にちかいです。

    リスニングの中の語彙が、見事にTOEFLに出る可能性のある単語、単語集に載っているようなものだけです。実際の試験では少し難しい、なおかつ本題を理解する為に重要な単語は話者による説明が入ることが多いですがこの参考書ではそういったものはありません。

    話題なども実際にTOEFL公式問題集、もしくはTOEFL PRACTICE ONLINEを参考にして作られたもののようで、この参考書のトピックが本試験に出たこともありました。

    試験で大切なのは「聞いた事がない表現や単語が無い」という状態までもっていくことで、そこまでいくとリスニングの点数が20点台後半で安定してきます。


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    川端 淳司さんのこの『TOEFL TEST対策iBTスピーキング』は日本で書かれたTOEFL関連の書籍のなかでも数少ない良書です。残念ながら多くの参考書はTOEFLの試験形式を把握せずに書かれたような、実際の試験とは遠く離れた内容になっていますが、この本はお勧めできます。

    この本は練習量や実際の試験への類似性の面でとても優れています。この本だけで模擬試験ができて、時間配分など色々なことになれる事ができるのでお勧めです。

    スピーキングの解答はQ1からQ6までやっても一時間かからないので、リスニングやリーディングの点数がある程度あがったらシャドーイングなどのリスニング・リーディング対策を減らして、毎日必ずスピーキングとライティングをやることをお勧めします。実際に時間を計って、制限時間どおりにこなし、自分の声や文章を保存して見直しをすると尚良いです、たまにでも。

    TOEFLのライティングとスピーキングではリスニング能力も非常に重要ですが、これらになれるためにもシャドーイングの際はライティングとスピーキングの練習問題の音声ファイルも行う事が非常に有効です


    リスニングで安定して20点後半がとれるようになったころでも、スピーキングとライティングの音声が完璧に聞き取れず、書くべきこと話すべきことが少し足りなかったことがよくありました。スピーキング試験とライティング試験の間に聞く音声ファイルは難しいのです。

    理由としては重要な情報が一瞬しか語られないことにあります。リスニング問題のときはある一つのことについて色々と説明がされ、話の前後関係が理解を促すのですが、スピーキングやライティングでは前後関係が助けにならない事が多いです。

    なのでこういった、一つの物事について一度しか語らない、というリスニングに慣れるために、そしてシャドーイングの量を増やす為に、お勧め参考書のスピーキングとライティング問題のなかの音声ファイルもシャドーイングすることを強くお勧めします。

    模範解答は本当に模範というか、ネイティヴそのものの解答ですが、ここまでできなくても高校の英語の教科書にある例文のような内容でTOEFLのスピーキングで23点は確実にとれるので模範解答を目指す必要はないでしょう。

    ちなみにこの「TOEFL TEST対策iBT」シリーズはスピーキング以外にもリーディング、リスニング、ライティング、単語など色々ありますが、スピーキング以外はお勧めしません。最近新たに違うバージョンのライティングの本を出したようですがその本はチェックしていませんが。その本とこのスピーキング対策の本以外は、あまりにも実際のTOEFLiBTの出題とかけ離れていて、洋書のDELTAなどのほうが有効です。

    例えばリスニングの本は、読み上げる速度も速いですし、実際の試験のリスニングの音声ファイルと比べて長すぎたり、固執して年号や金額ばかり羅列したり、傾向が違います。リスニングの問題でお金や年号などの数字を扱うのはよくあることですが、TOEFLでは軽く言及される程度です。


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    言語学と外国語を学ぶ課程でこれまで数百の語学関連書を読み、名著に多く出会う事ができました。著者の魂や人生がぶつけられたそういった素晴らしい本をもっと世界に広めたいと思いブログをはじめました。

    購入をお勧め出来ない語学書もたくさん読みましたが、このブログではお勧め出来る本のみ紹介していきます。

    私のプロフィールと連絡先についてはホームぺージで。

    今まで色々な外国語を勉強しましたが継続的にきちんと勉強したのは英語 (IELTS7.0, TOEFL101) とフランス語(B2-C1程度)、ロシア語、トルコ語です。

    国際化が進みインターネットで海外の情報に簡単に触れられる昨今、間接的にであっても、語学を学ぶ方々のお力になれたら幸いです。名著のみ紹介するというスタンスなので、紹介できる本の数が限られるますが、語学書との関連が薄い本も学習に関する名著であれば扱っていくつもりです。

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    斎藤 純男さんのこの本では、タイトルには日本語とついていますが、さまざまな言語で用いられうる子音や母音の発生方法が学べます。つまるところはIPA、国際音声記号を体系的に分かりやすく解説しているということになるのですが、この本を通してIPAの読み方や発音方法を理解すると、特に子音に関しては、ネイティヴにかなり近い発音が可能になります。

    自分が学んでいる外国語の子音がIPAでどのように表記されるかをwikipediaや語学書で調べ、そのIPA記号の発音をどうすればいいかをこの本で確認し、練習をすれば例外的な発音を除いてかなり正確に発音できます。

    母音に関しては、何をすれば確実に特定の発音できるかという指標を与えられないために、難しいのですが、子音同様の学習方法で発音を改善できます。重要なのはこういった本とIPAの母音の図から舌の位置を調整することです。

    例えばフランス語のjeuneはジュヌというルビが参考書でふられることがありますがIPAではœで表記されます。shita

    上の図ではœが、強引な言い方をすると、「あ」と「え」の中間近くに位置していて、IPAのこの台形の図は舌の位置を示すので、舌を「あ」と「え」の中間あたりに動かしてくれば良いということになります。

    斎藤さんのこの本と東京外大言語モジュールのIPAのページの音声を参考にすると、理論上どんな言語の発音もできるようになります。



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