言語学者が選ぶ最強の語学書集(+語学学習法とか研究とか統計とか)

これまで数百冊の語学参考書を買ってきたので、特にお勧めできるものを言語学者の観点からご紹介。 語学書を活用する為の効率的な学習法や言語学の話題も。

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    イギリスの川を見ていると、巨大な魚たちがのんきに、大量に泳いでます。警戒心なんてなんも無いんじゃないかというくらい逃げないので、簡単に捕まえて食べられそうです。

    ただ、イギリスでは法律で釣りや魚を捕まえることが禁じられていて、ライセンスが必要です。そしてライセンスの値段が異常に高く、お金持ちが趣味として楽しむためのもので、このお金を払うくらいなら普通にスーパーで魚を買ったほうが安くすみます。

    それでもスーパーでも魚介類は高いですし、食費に一円たりとも払いたくない時、もしくは何としても自給自足したいという時、とても困ります。そういった時は海まで行くと牡蠣なんかをとれます。

    イギリスの法律は、2017年現在では、牡蠣は個人で楽しむ程度で、売らないのであれば自由に牡蠣をとっていいということになっています。なので牡蠣をとりにいけばタダで魚介類をゲットできます。(大量にとって逮捕された人もいるので、事前にイギリスの法律をきちんと調べてください)

    ただし、日本のリアス式海岸のように潮がゆるくないので、牡蠣が少ないです。私がイギリスの海に牡蠣をとりに行ったときは、あまりにも生物の気配が無くて驚きました。海草すらめったに生えていません。なのでせっかく海まで苦労して行っても、牡蠣をとれないかもしれません。

    そんな時は海草です。海草は基本的には無毒のものがほとんどで、海の生態系を支える非常に有益な食料です。イギリスの海はとにかく生き物がいないので、海草もあまりありませんが、基本的にイギリスに生えている海草は食べられます(もちろん食べる前にきちんと無毒かどうかネットなどの情報で確認してください)。フランスから有毒の海草が流れ着くことがあるなんて話も聞きますが、イギリス国内に生えているなら基本的に大丈夫です。

    無毒で干しておけば保存もきくので、海草は非常に助かります。

    イギリス人もわからないくらい、意外と魚関連の法律は複雑なので、魚関連でも、マスではないなら釣っても良い、海ならOK,小魚ならOKなど色々あるかもしれません。そういった場合は釣り道具の出番ですが、合法な魚がいるとしても、だいたいルアーやフライではなく、餌釣りになります。そして餌釣りの道具の質がとても悪くすぐに壊れます。一番良いのは罠で、大きいペットボトルを横に半分に切って、なかに晩御飯などの残飯をある程度いれて、ペットボトルの口の部分を逆にして切り離したもう半分に重なれば罠完成です。ものすごく簡単に2食分くらいの魚がとれます。けっこうな量の魚になるので、ご飯やパンがなくても十分満腹になります。

    とは言っても、外国で違法行為をして、警察沙汰になるととにかく面倒くさいので、事前にきっちり調べておいたほうが良いです。これがあまりにもややこしくて、面倒なので、私は自給自足生活での魚介類はゼロでした。


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    抗生物質か予防接種の副作用のせいで頭がまわらなくて、働いてもミスだらけでやらないほうがいいので、どうでもいいネタを。

    イギリスは物価が高すぎて、もしかしたらサバイバル生活をして死線をくぐりぬける学生もいるかもしれませんよね。
    僕が来たころは、自動販売機のコーラ一本で250円くらいしていて戦慄ものでした。

    住む場所もトイレとキッチン、シャワーすべて共有して築何十年ものところで、僻地にあっても家賃は月に9万円くらい平気でしました。アルバイトできる時間も外国人は週に何時間以内と決められていて、自国のお金無しでは生活できません。

    食べ物をタダで調達すればお金を節約できますし、しかもタダで手に入るような野草を中心に生活すると常に空腹という感じです。空腹の時のほうが仕事の効率もあがり、一石二鳥です。

    最初はまずワラビについてです。

    イギリスでは馬にとっても人間にとっても毒と見なされていて、誰もワラビを食べません。誰一人採らないので尋常ではない量のワラビがとれます。林や森の、木が伐採されて開けて日当たりが良い場所なら一面ワラビだらけなので、春に大量に採っておくと一年分くらいのワラビがとれます。

    アク抜きようのミョウバンをイギリスでは購入できますが、ミョウバンがいまいちなのか、アクが強いのか、だいぶしつこくやらなければアクが抜けません。そこでお勧めなのは、塩です。大量の塩をまとめ買いするとだいぶ安く買えるので、イギリスの百円金一のようなところで大きめの箱を買って、ワラビをつめて、塩を大量にふって、適当に重しをしておけば1ヶ月くらいでアクが抜けます。塩の量は一本一本全てのワラビの表面にざらざらと塩がつく程度です。加熱調理してみて、苦味があればまだアクがあるので、その場合はさらにもう一回塩を大量にふって、1ヶ月くらい重しをして待てば完璧です。

    ワラビはガンになる、なんて言いますが、心配であれば先端の葉っぱになる部分を取ってしまえばいいですし、アク抜きさえすればガンになるような可能性はないと言われています。こういった情報はイマイチはっきりしませんし、きちんと論文などを読んだわけではないので、不安な場合はあまり食べないほうがいいかもしれませんが。

    塩漬けにしておくと半永久的に保存できるので、本気になれば1年分、米代わりにワラビを主食にできます。塩分がこくなるので、調理前に塩を抜くことになります。塩分過多は体に悪いですし、ワラビ自体もいまいち体にいいのか悪いのかよくわからないので1年毎日ワラビ主食っていうのはちょっと非現実的ですね、私にとってはかなり有力な主食でしたが。

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    このブログでは基本的に名著を紹介していて、どれも胸を張って良い本だと言えるものばかりなのですが、そのなかでも特に素晴らしい本というのがあります。この「How to Write and Publish a Scientific Paper」はその特にお勧めしたい本の一つで、まさしくバイブル、理系の研究者ならば必ず読まなければいけない本です。

    第8版ということからもお分かりいただけると思いますが、英語圏では必読の本として多くの研究者に支持されている本です。日本で知られていないというのが信じられないですが、これほど有益な本というのは無く、特に留学していない人たちにお勧めしたいです。

    この本では理系研究者に必要な研究活動のための情報が全て簡潔にわかりやすく書かれています。

    例えば研究者にとっては論文を投稿して、権威があるジャーナル、学術誌から自分の論文が出版されるということが目標の一つとなると思いますが、そういった際の査読のプロセスなどが書かれています。色々な暗黙のルールというのがどこの業界にもありますが、理系の論文を投稿する場合にどのようにカバーレターを書けば良いのか、どういったことが倫理上の問題となりうるのかといったことはなかなかわかりません。特に日本でずっと勉強していると気づかないような事もたくさんあり、そういった際に助けになります。どれくらいの論文が投稿されて、どれくらいリジェクトされるのか、といった生々しいことまで書かれていますが、多くの研究者が知りたい情報だと思います。

    どういったプロセスで査読が進められるのか、書き直しを要求されてもそれは問題ではないのか、書き直しをするべきか、断っても良いのか、などなど知りたい実情というものがリアルに書かれています。

    それと、学会などで発表する際にどうしたらいいのか、どのような流れか、といった事まで書かれています。英語圏やヨーロッパだとだいたい発表者の発表の仕方が似ているのですが、アジア圏からの研究者の発表だと、内容が良くても、形式的な面で少し変わったものに映るものも少なくなく、損してしまうことがあります。

    何度も再版していてしかも時代に合わせて細かく内容を書きかえるので、現在の版では研究者ようのSNSの使い方まで書かれていて、本当に隅から隅まで研究者に有益な情報が書かれています。

    語学書集のブログで扱うのにもふさわしく、アカデミックライティングや英文の書き方まで網羅しています。冠詞をどうしたらいいかといったことや、避けたほうが良い単語、そしてこちらのブログでも紹介している論文用例文サイトなどが書かれています。私の論文の英文がどれくらい優れているのかわかりませんが、もし仮に外国人としてはそれなりに良いアカデミック英語ならほとんどこの本のおかげです。

    この本があまりにも良かったので類似の、この本のなかで広告的に掲載されているアカデミックライティングの本も買ってみましたが内容が重複していたり、重複していない箇所はあまり重要ではないものだったりで、あまりお勧めできるものではありませんでした。それだけこの本が特別なのかもしれませんね。

    今でもバイブルとして、再版のたびに、年配の研究者も購入しているこの本ですが、「暗黙ルールがまとめられた本」と思っておけばよいかもしれません。学会や学術誌のルールというのは投稿の際にもちろん書かれていますが、あまりにも多くの書かれていない規則というものがあり、厄介なことにその裏のルールは時代とともに変わります。

    国際的に業績を稼ぎたかったら絶対買って損の無い一冊です。


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    無料で大量に論文よう英文テンプレートを公開しているAcademic Phrasebankですが、有料版のPDFやキンドルが入手できます。(PDFはこちら、キンドル版はこちらで購入)

    主に理系の論文を英語で書く場合のテンプレとして有効で、これだけで論文が書けるようになるくらい多くの例文を網羅しています。理系だと論文のスタイルや、論文を構成する要素がだいたいどこでも同じなので、綺麗にカバーされています。

    有料版と無料版の違いは分量で、有料版のほうが20%ほど、体感ですが、例文量が多く、より広い範囲をカバーできるようになり、同じ表現の繰り返しも避けられます。

    そのほかの有料版のメリットは、見やすさです。レイアウトがホームページで紹介されている無料版と有料版では異なり、有料版のほうが個人的には見やすく感じます。なんといってもPDFなら印刷して読むことができるので、使い勝手が良くなります。

    このテンプレ集をつかい、以前お勧めしたGrammarlyを使って冠詞などをチェックし、ネイティヴが書いた参考文献から適切な語彙や表現を借りてくればほぼネイティヴ並みの論文を書けます。

    日本で出版されている、日本語で解説された英語の論文用例文集も良いものがありますし、解説のおかげで使いやすいですから最初はそちらで良いと思います。ただ、そういった本の例文をネイティヴにチェックしてもらうと、やはり非ネイティヴ的な表現だと言われます。

    ちなみに、IELTS、 TOEFL、 GREや英検でもテンプレというのは非常に有効で私が高得点をライティングでとれたのは、あまり誇れたことではないでしょうが、ほとんどテンプレのおかげです。それだけテンプレ作りは重要で、このAcademic Phrasebankも言うまでもなく試験用テンプレート作りに有効です。TOEFLなどの採点者はインターネット上で広まっているようなテンプレには見慣れてしまって、採点が厳しくなります。いろいろなことを踏まえて、自分で自分にあった、どんな場合でもカバーできて英語力をこれでもかと見せつけられるテンプレを自分で作るのが何より重要で、このAcademic Phrasebankはその第一歩になると思います。

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    指サックも地味ながら語学学習にとても役立つ道具ですが、こちらの電気治療器も非常に助けになります。

    語学学習というと結局時間をかけてなんぼというもので、かけた時間と集中力がすべてです。楽な道なんてありません。他のところにも書いていますが、語学学習の厄介なところは、軽く勉強するくらいだと実力の低下を防ぐ程度で実力が伸びません。どれだけ忙しくても一日のうち最低でも一時間くらいは時間をかけなければ語学力が下がるのをおさえることくらいしかできません。

    ですので、早めに仕事が終わった日などは2時間から3時間、学生や休日なら8時間以上毎日勉強することもあるかと思います。そこで起こる重大な問題は肩こりと腰痛、背中の痛みです。

    ストイックアピールみたいで恥ずかしいのですが、大学生の頃は20時間くらい一日に勉強していた時期もあったので、とにかく座りっぱなしで酷い肩こりと腰痛に悩まされました。そこでの解決方法はジョギングで、ジョギングさえすればほとんど回復するようになりました。ただ30代になってしばらくすると、ジョギングをしても忙しくてずっと座っている場合は肩こりや腰痛が治らなくなってきました。

    そこで購入したのがこの電気治療器で、腰痛や肩こり、背中の痛みは嘘のように無くなりました。痛みで夜眠れない事も多く、仕事も痛みでまともにこなせず、整体に行く時間もなく解決手段が無かったところに救世主となってくれました。

    パッドを張る場所を変えれば全身どこでもマッサージしてもらえますし、動きのバリエーションも豊富です。叩いてもらっている効果や、もんでもらう効果など、整体に行ったような効果が得られます。整体によっては無駄にただ痛くするだけだったり、骨にダメージを与えたりと、整体や接骨院のせいで余計に問題が大きくなる事もありますが、この治療器でそうった問題は絶対に起こりません。

    強さの設定範囲がだいぶ広く、最大の20まで強さをあげることはほぼありません。パッドの粘着力が下がってくると、そのぶん力が弱くなって、強さの設定をあげる必要がありますが、それでも20まで設定をあげたことは一度も無く、せいぜい15くらいです。

    海外暮らしでパッドを買い換えることが出来ないのですが、パッドの粘着力が下がってへたっているものの、ガーゼなどを貼るテープでパッドをくっつけたりすればだいぶ長い間使うことができるので、パッド代を節約する事もできます。パッドは日本だととても高いので買い換えたいのに買い換えられないという方もいらっしゃるかもしれません。もし海外のアマゾンを使ったりすることがあるのなら、その際についでに買うとだいぶ安く買えます。アメリカのamazonなら、日本では1300円のパッドが一つ当たり200円で買えます、6分の1以下ですね、まったく同一のものでは無いと思いますが。

    語学書のブログでなんで電気治療器やねんという話かもしれませんが、私が知る限り外国語をまじめに勉強している方々はたいてい肩こりか腰痛もちなので書いてみました。整体に行かずにすんで、時間もお金も(パッドをうまく工夫すれば)節約できるのでかなりお勧めです。





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    grammarly
    grammaly

    [画像をクリックしたら拡大版が見れます]
    Grammarly有料版がどのようにチェックしてくれるか確認するために、書きかけの例文をGrammarly有料版に添削させてみました。

    添付画像が見づらく、わかりづらいと思うので先に結論だけ書いておくと、無料版が見つけないような小さな問題を有料版は見つけてくれますが、たいていはそこまで問題とならない小さなものばかりで、実用性は無料版で十分、たまに有料版のアドバイスが役立つこともある、程度です。

    赤字で表示されているミスは無料版でも見つけてくれるミスです。
    冠詞に関するものや、コンマの後でhoweverにせず、ピリオドにしろ、というもの、a lengthen soundじゃなくてa lengthened soundだろというツッコミなど。
    これら無料版で見つけてくれるミスはだいたい、「はいすみません、たしかに間違いです」というようなものが大部分です。
    ただし、With respect to をonにしろともGrammarlyは評価していますが、これは間違いではないでしょう。For the reason that を becauseにしろという箇所も同様ですね。
    もしかしたら有料版ではこういった赤字で表示されるような重要な間違いというのを見つける数が多いのかもしれませんが、基本的にこういった間違いは無料版でも見つけてくれます。

    ここからが有料版でしか見つけないようなミスになりますが、灰色の字でそういったミスは表示されます。

    まずは「しょっちゅう使われる単語つかうな」という表記について(overused word)。ここではspecificって単語はやめといたほうが良いのでは?と提案されていますが、ここでこの単語を避けたほうが良いのかちょっとわかりません。

    あとはword pairという項目で、語の組み合わせが変という指摘です。ここではrhythmic knowledgeという表現が変なのでは?と指摘しています。ためしにグーグルで""をつけてこの二つの単語の組み合わせを調べると(完全一致するように)、ちょこちょこ私が意図していた意味で使っている人がいますが、あまり多くありませんし、ひっかかってくるものが外国人が書いたようなものも少なくありません。間違いという間違いではないかもしれないですが、ネイティヴから見たら少し変な表現になっている可能性が高いです。knowledge of rhythmにしておいたほうがよさそうです。
    この点が気になって後日ネイティヴにたずねてみたら、rhythmic knowledgeは変じゃないという事でした。難しいですね。

    ほかにはpassive voiceという項目もあって、受動態はやめとけ、と忠告しています。受動態は避けておいたほうが良いと言われることがよくありますし、学術誌なんかでも受動態にするとフレーズが無駄に長くなるから嫌がられることもあります。ただ、主語でIやWEを書くのを避けなければいけない状況があるので、必ずしもダメというものではありません。

    repetitive wordということで、何回も同じ単語使いすぎという、チェック項目もあります。これはたしかにその通りというケースもありますが、用語として定義付けられていて、それ以外の語を使うと変な場合もあるので、忠告どおりにしなくてもよい場合が多い気がします。たとえば水墨画について描いている文で、水墨画という単語が多いので代わりに「絵」とか「絵画」という単語を使え、というような忠告で、あくまでも水墨画についての文で、他の絵には当てはまらない内容の場合は「水墨画」という単語を使い続けるしかありません。

    possibly confused word: clashという項目については、専門用語のclashで、これに代わる語は無いのですが、間違っているのでは?と忠告しています。crushと書きかったのでは?と判断したのかもしれませんね。

    あとはwordiness「文が長すぎ」という警告も。ここは確かに長すぎて読みづらいですね。これは本当にダメです。テストなどで確実に減点される、というほどでも無いですが誰もが避けろというくらいの長さですね。ただし、どうしても長くなることはありますし、それで何か大きい問題になることはほとんどありません。

    そんなわけで、こうして見てみると、有料版にしかないチェック項目は別に間違いではない、もしくは間違いかどうか微妙なラインのものが多いです。個人的にはword combinationが変だという指摘はとても助かりました。逆にこれ以外の指摘に関しては、必須ではないようなものばかりだと思います。日本人でも注意すれば自分で気づくようなものが多いですし、間違いといえないものが少なくありません。

    ちなみにマイクロソフトのワードでもスペルチェックや文法チェックがあるじゃないかと思われる方もいるかもしれません。まず、ワードでは冠詞に関するチェックはありませんし、三人称現在形の動詞のsなんかも忘れていても直してくれない時がしばしばあります。ですので、英文チェックに関しては、無料版でもgrammarlyのほうが良いです。

    ここでの例はあくまでA4一枚程度の文の中での例なので、他にももっと為になるコメントが有料版にはあるかもしれませんが、無料版でも大差なく役立ってくれそうです。ここでの例以外にもかなりの量の英文を有料版で添削してもらってみましたが、有料版でよかったと思えることはほとんどありませんでした。

    受動態を避けろというアドバイスや、長い表現を短くするよう指示したり、とくにwith respect toをonにしろなんて言うのは、間違いなくこのGrammarly有料版が研究論文を意識したつくりになっているからだと思います。アカデミックライティングに書かれている英文の書き方の注意事項とまったく同じです。なので、研究論文を書くのなら有料版は特に良いかもしれませんが、逆に研究論文ではない英文のチェックなら、無用かもしれません。

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    無料のオンライン添削サービスは色々ありますが、その中で最も評判が良いのがこのGrammalyです。
    色々な賞をとったり、評価サイトなどで高得点をたたき出しています。最近はyoutubeなんかでも広告でよく出てくるサービスで、ネイティヴの英語話者も使っています。

    どれだけ英作文をやっても、三人称現在形の動詞のsを忘れてしまったり、ちょっとしたケアレスミスがあります。そういったものに関してはかなりの精度で探し出してくれます。

    日本人にとってありがたいのは、まず冠詞でしょう。多くの英語の試験、TOEFL,IELTS,やケンブリッジ英検では、冠詞についての点数の増減は基本的にありません。冠詞が母語で使われるかどうかで、冠詞の使用難易度が大きく異なるので、一般的にこういった試験の採点基準から外されてます。

    ただ、ある程度英語が書けるようになってくると、上を目指したくなってきますし、大学院入試のための論文や学術誌に投稿する場合は、冠詞も含め英文のレベルが高いほうがもちろん良いです。

    このサービスの冠詞の添削の精度もかなり高く、aかtheかどちらかだろうというような形で正解を示唆してくれます。すでに出てきている話題や単語ならtheをつかって初めてならaにすれば良いので、そういった場合の判断もわりと楽です。

    それ以外にも助かるのは複数形にするべきところが複数形になっていなかったり、コンマの位置がおかしかったりする場合でしょうか。

    海外のレビューサイトだと、なかなか好評ではありますが、複雑な英文やイギリス英語にしかないような用法などには対応できてないという記事や、添削したもののうち本当に間違いと言えるのは8割程度というような記事もあります。このサービスを利用する際には自分でもその添削が正しいかどうか、きちんと考える必要がありますね。

    ほかに問題と言えるようなものはあまりありませんが、有料版へのアップグレードを勧めてくるメールがちょっと多いです。設定でそういったメールが来ないようにもできるので、設定で変えましょう。有料版にするためには毎月もしくは毎年だったり、定期的にお金を払って使用するというやり方になっています。

    一ヶ月あたり40ドル弱、一年プランで180ドル弱と、なかなか商売上手な値段設定です。一ヶ月プランだと毎月4000円くらいですね。友人を招待することで少し無料で有料版が使えますが、迷惑メール扱いになったり、迷惑メールフォルダにすら入らないこともあります。それと招待してもブラウザがfirefoxだったりするとクラッシュしてしまったりでうまく使えず、しかも有料版が使えなかったり色々問題があります。ブラウザは私の環境ではchromeが一番安定してGrammarlyが使えます。

    ちょっと割高な気もしますが、しょっちゅう40%オフキャンペーンなどやっていますし、クーポンコードで40%オフのものがたくさんそのへんに転がってます。Grammarly coupon codeなどで検索すると色々でてきますし、問題なく使えそうです。私はキャンペーンの時に40%オフで一年購入しました。

    TOEFLでも自動採点システムがライティングで導入されていますが、おそらくこういったサービスが見つけるミスと同じくらいの精度だと思われます。言語学をやっている立場から見ても、これくらいが自動添削の限度で、意味にかかわるような事に自動添削はそうそうできないでしょうし、TOEFLの採点システムもそのへんは色々ごまかしてやってるはずです。英作文中の英単語を出来る限り多様にして、文法構造も色々なものをちりばめて、このGrammarlyでミスが見つけられないというような解答にすれば、どんな英語の試験でも、外国人向けのもの、つまりGREなどを除くと、ほとんど満点がとれます。

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