伊藤和夫さんの名著の中で個人的に一番お勧めな一冊です。

*印がついている文章については、ご本人も書かれていますが、大学受験に特化した文章で、しかも見かける事が少ないタイプの構文なので無理に読む必要はありません。ネイティヴから見て違和感がある文章もあり、ネイティヴが作る英語試験にでることが無い構文も*印の文には多少含まれています。これはそういった問題を出していた大学受験英語の問題かもしれませんが。

逆に*印がついていない文章については全て必須レベルで、受験英語、実践英語、TOEICなどあらゆる場面で有益です。

CDがついてこの内容で1000円というのはコストパフォーマンスが極めて良く、学習塾や語学学校にお金を払うのが馬鹿馬鹿しくなるくらいです。この本をひたすら、ただ愚直と言えるほどにシャドーイングするとそれだけで読む、聴く、書く、話すと全ての技能が向上します。

シャドーイングして聴くことでリスニング力がつき、リスニングは即時的なリーディングとも言えるのでリーディング力もあがり、その過程で暗記したこの本のフレーズの単語を入れ替えるだけで英作文もスピーキングもどんどんできるようになります。

私自身、この本を音読、シャドーイングしすぎて咽に負担がかかり声がでなくなり、人と会話できないくらいでした。それでも咽に負担をかけないように、小声で続けた結果、英語で新聞を読んだり外国人と英語で会話、メールのやり取りができるようになっていました。もちろん完璧ではありませんが、不可能だったことが部分的ではあっても可能になりました。私の世界を変えてくれた一冊です。