私の父も言語学者ですが父も愛用した一冊です。家には入門用から上級用まで、私が購入したもの、父のもの兄のもの、と何冊もこのアメリカ口語教本があります。

英会話で使える上品な例文が多く掲載されていて、色々な場面で実際に使える例文が書かれています。改訂前のものはなにせ古い本ですし、口語というのは時代とともに特に変わりやすいので、上品すぎるもしくは古い表現がありました。今のネイティヴ話者が聞いたら多少違和感を覚えてしまうような文が、少しですが、紛れていました。

この改訂版は実はそこまで良い改訂ではなく、新しい文章も良くない、誤字がある、付属CDの朗読が遅い、などなど色々な問題を抱えています。幸いこの入門用はそこまで改訂の必要も、難しさも無かったのか十分使える内容です。

クラーク氏は既に亡くなっていますし、本人無しの改訂は難しいのでしょうが、良い改訂をまたすればかつての栄華を取り戻せるでしょう。

英語の本は数多くありますが、生活の様々な場面で本当に使える表現のみを大量に掲載したような本は今現在もこの本以外には知りません。英作文や試験で使える表現集では素晴らしいものがあるのですが、日常生活での会話となると会話内容もまばらで焦点を絞りづらいのでなかなか良い本は生まれないのでしょう。

口語表現集の出版状況をみるとなんとも歯がゆいのですが、今後も注目して口語表現の本は購入して名著を探していきたいです。

リンクを張っておきますが、改訂前のものを中古で購入するのも良いでしょう。