辞書というとたいていは電子辞書を使うと思いますが、こういったパソコンにインストールして使うソフトも非常に便利なのでご紹介したいと思います。

本の辞書と比べてはるかに速く調べられるぶん勉強と作業効率があがる昨今の辞書ですがそれぞれ長所が異なります。

まずはオンライン上の無料の辞書。長所は無料ということと、そこそこ速く、情報量も、辞書サイトによるものの、かなりあるということです。またパソコンは画面が大きいので電子辞書よりも広い範囲を一気に見渡せます。これは実はかなり大きいメリットで単語というイメージの塊を包括的に捉えられますし、どの意味が適切かを、わざわざ画面をスクロールさせずに見れて、比較検討しやすいです。ネット環境によっては遅くなるので、速くひけるというメリットが薄れてしまいます。

電子辞書のメリットはオフラインでも使えることです。持ち運ぶのにも便利なのですが、残念ながらタブレットなどにインストールできる時代ですし、持ち運べるゆえに壊れやすいです。タイピングするのも理由の一つでしょうが消耗品というくらいに壊れます。

そこで今回お勧めする辞書ソフトですが、基本的に上記二つの良いところを合わせもっています。オフラインでも使えて、常に速くひけますし、パソコンの画面で見れるので見つけたい情報を見つけやすく、意味を比較しやすいです。

細かく言うと、ネット上の辞書はCtrl+fキーでページの中を簡単に検索できたり、weblioなどでは豊富に例文があったりという面で優れています。パソコンの辞書ソフトでは、オンライン辞書が簡潔にまとめている一方で、細かい付属情報が書かれています。ある名詞に通常は複数系で使うという情報や、that節を伴える云々。こういった付属情報は和文英訳や英作文で特に役立ちます。

私個人は状況に応じてオンライン辞書と辞書ソフト両方を使い分けたり、きちんと正確に訳したい場合、重要な英文書類を作成する場合などは必ず複数の辞書を参考にして、その語がどういった場面で使われるか調べます。同じ辞書とはいってもオンライン辞書と、古典的な辞書に基づいた辞書ソフトでは、見えてくる景色が異なりますし、それよりは小さな違いですが辞書同士もそれぞれ特色があり異なります。

驚くほどパソコンの辞書ソフトは普及していないのですが、まじめに勉強している人には絶対に使える場面があるはずです。