言語学者が選ぶ最強の語学書集(+語学学習法とか研究とか統計とか)

これまで数百冊の語学参考書を買ってきたので、特にお勧めできるものを言語学者の観点からご紹介。 語学書を活用する為の効率的な学習法や言語学の話題も。

    2017年01月

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    このブログでは基本的に名著を紹介していて、どれも胸を張って良い本だと言えるものばかりなのですが、そのなかでも特に素晴らしい本というのがあります。この「How to Write and Publish a Scientific Paper」はその特にお勧めしたい本の一つで、まさしくバイブル、理系の研究者ならば必ず読まなければいけない本です。

    第8版ということからもお分かりいただけると思いますが、英語圏では必読の本として多くの研究者に支持されている本です。日本で知られていないというのが信じられないですが、これほど有益な本というのは無く、特に留学していない人たちにお勧めしたいです。

    この本では理系研究者に必要な研究活動のための情報が全て簡潔にわかりやすく書かれています。

    例えば研究者にとっては論文を投稿して、権威があるジャーナル、学術誌から自分の論文が出版されるということが目標の一つとなると思いますが、そういった際の査読のプロセスなどが書かれています。色々な暗黙のルールというのがどこの業界にもありますが、理系の論文を投稿する場合にどのようにカバーレターを書けば良いのか、どういったことが倫理上の問題となりうるのかといったことはなかなかわかりません。特に日本でずっと勉強していると気づかないような事もたくさんあり、そういった際に助けになります。どれくらいの論文が投稿されて、どれくらいリジェクトされるのか、といった生々しいことまで書かれていますが、多くの研究者が知りたい情報だと思います。

    どういったプロセスで査読が進められるのか、書き直しを要求されてもそれは問題ではないのか、書き直しをするべきか、断っても良いのか、などなど知りたい実情というものがリアルに書かれています。

    それと、学会などで発表する際にどうしたらいいのか、どのような流れか、といった事まで書かれています。英語圏やヨーロッパだとだいたい発表者の発表の仕方が似ているのですが、アジア圏からの研究者の発表だと、内容が良くても、形式的な面で少し変わったものに映るものも少なくなく、損してしまうことがあります。

    何度も再版していてしかも時代に合わせて細かく内容を書きかえるので、現在の版では研究者ようのSNSの使い方まで書かれていて、本当に隅から隅まで研究者に有益な情報が書かれています。

    語学書集のブログで扱うのにもふさわしく、アカデミックライティングや英文の書き方まで網羅しています。冠詞をどうしたらいいかといったことや、避けたほうが良い単語、そしてこちらのブログでも紹介している論文用例文サイトなどが書かれています。私の論文の英文がどれくらい優れているのかわかりませんが、もし仮に外国人としてはそれなりに良いアカデミック英語ならほとんどこの本のおかげです。

    この本があまりにも良かったので類似の、この本のなかで広告的に掲載されているアカデミックライティングの本も買ってみましたが内容が重複していたり、重複していない箇所はあまり重要ではないものだったりで、あまりお勧めできるものではありませんでした。それだけこの本が特別なのかもしれませんね。

    今でもバイブルとして、再版のたびに、年配の研究者も購入しているこの本ですが、「暗黙ルールがまとめられた本」と思っておけばよいかもしれません。学会や学術誌のルールというのは投稿の際にもちろん書かれていますが、あまりにも多くの書かれていない規則というものがあり、厄介なことにその裏のルールは時代とともに変わります。

    国際的に業績を稼ぎたかったら絶対買って損の無い一冊です。


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    無料で大量に論文よう英文テンプレートを公開しているAcademic Phrasebankですが、有料版のPDFやキンドルが入手できます。(PDFはこちら、キンドル版はこちらで購入)

    主に理系の論文を英語で書く場合のテンプレとして有効で、これだけで論文が書けるようになるくらい多くの例文を網羅しています。理系だと論文のスタイルや、論文を構成する要素がだいたいどこでも同じなので、綺麗にカバーされています。

    有料版と無料版の違いは分量で、有料版のほうが20%ほど、体感ですが、例文量が多く、より広い範囲をカバーできるようになり、同じ表現の繰り返しも避けられます。

    そのほかの有料版のメリットは、見やすさです。レイアウトがホームページで紹介されている無料版と有料版では異なり、有料版のほうが個人的には見やすく感じます。なんといってもPDFなら印刷して読むことができるので、使い勝手が良くなります。

    このテンプレ集をつかい、以前お勧めしたGrammarlyを使って冠詞などをチェックし、ネイティヴが書いた参考文献から適切な語彙や表現を借りてくればほぼネイティヴ並みの論文を書けます。

    日本で出版されている、日本語で解説された英語の論文用例文集も良いものがありますし、解説のおかげで使いやすいですから最初はそちらで良いと思います。ただ、そういった本の例文をネイティヴにチェックしてもらうと、やはり非ネイティヴ的な表現だと言われます。

    ちなみに、IELTS、 TOEFL、 GREや英検でもテンプレというのは非常に有効で私が高得点をライティングでとれたのは、あまり誇れたことではないでしょうが、ほとんどテンプレのおかげです。それだけテンプレ作りは重要で、このAcademic Phrasebankも言うまでもなく試験用テンプレート作りに有効です。TOEFLなどの採点者はインターネット上で広まっているようなテンプレには見慣れてしまって、採点が厳しくなります。いろいろなことを踏まえて、自分で自分にあった、どんな場合でもカバーできて英語力をこれでもかと見せつけられるテンプレを自分で作るのが何より重要で、このAcademic Phrasebankはその第一歩になると思います。

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    指サックも地味ながら語学学習にとても役立つ道具ですが、こちらの電気治療器も非常に助けになります。

    語学学習というと結局時間をかけてなんぼというもので、かけた時間と集中力がすべてです。楽な道なんてありません。他のところにも書いていますが、語学学習の厄介なところは、軽く勉強するくらいだと実力の低下を防ぐ程度で実力が伸びません。どれだけ忙しくても一日のうち最低でも一時間くらいは時間をかけなければ語学力が下がるのをおさえることくらいしかできません。

    ですので、早めに仕事が終わった日などは2時間から3時間、学生や休日なら8時間以上毎日勉強することもあるかと思います。そこで起こる重大な問題は肩こりと腰痛、背中の痛みです。

    ストイックアピールみたいで恥ずかしいのですが、大学生の頃は20時間くらい一日に勉強していた時期もあったので、とにかく座りっぱなしで酷い肩こりと腰痛に悩まされました。そこでの解決方法はジョギングで、ジョギングさえすればほとんど回復するようになりました。ただ30代になってしばらくすると、ジョギングをしても忙しくてずっと座っている場合は肩こりや腰痛が治らなくなってきました。

    そこで購入したのがこの電気治療器で、腰痛や肩こり、背中の痛みは嘘のように無くなりました。痛みで夜眠れない事も多く、仕事も痛みでまともにこなせず、整体に行く時間もなく解決手段が無かったところに救世主となってくれました。

    パッドを張る場所を変えれば全身どこでもマッサージしてもらえますし、動きのバリエーションも豊富です。叩いてもらっている効果や、もんでもらう効果など、整体に行ったような効果が得られます。整体によっては無駄にただ痛くするだけだったり、骨にダメージを与えたりと、整体や接骨院のせいで余計に問題が大きくなる事もありますが、この治療器でそうった問題は絶対に起こりません。

    強さの設定範囲がだいぶ広く、最大の20まで強さをあげることはほぼありません。パッドの粘着力が下がってくると、そのぶん力が弱くなって、強さの設定をあげる必要がありますが、それでも20まで設定をあげたことは一度も無く、せいぜい15くらいです。

    海外暮らしでパッドを買い換えることが出来ないのですが、パッドの粘着力が下がってへたっているものの、ガーゼなどを貼るテープでパッドをくっつけたりすればだいぶ長い間使うことができるので、パッド代を節約する事もできます。パッドは日本だととても高いので買い換えたいのに買い換えられないという方もいらっしゃるかもしれません。もし海外のアマゾンを使ったりすることがあるのなら、その際についでに買うとだいぶ安く買えます。アメリカのamazonなら、日本では1300円のパッドが一つ当たり200円で買えます、6分の1以下ですね、まったく同一のものでは無いと思いますが。

    語学書のブログでなんで電気治療器やねんという話かもしれませんが、私が知る限り外国語をまじめに勉強している方々はたいてい肩こりか腰痛もちなので書いてみました。整体に行かずにすんで、時間もお金も(パッドをうまく工夫すれば)節約できるのでかなりお勧めです。





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