これから日本語を始めるという人々にとって漢字というのは大きな障害のひとつです。

日本人でもロシア語やギリシャ語の文字を見ただけで諦めることも多いと聞きますが、ロシア語やギリシャ語よりも日本語の漢字のほうがはるかに複雑で、数も桁違いに多いです。

子供はとにかくつめこんでドリルのようなものをやればよいのですが、ある程度年齢を重ねると論理的に構造や規則を理解したほうが語学習得は容易になります。

そこで重要なのが、漢字の成り立ちです。この 日本語にほんごチャレンジ N4・N5 [かんじ]  では丁寧にイラストつきで絵がどのように漢字に変化していったのかを教えてくれます。このように視覚的に漢字を覚えるというのはとても有効で、記憶にのこりやすくなります。

こういった絵がついていて、きちんと必要な基礎語彙を選び出し、一冊の本にまとめるというのはとても難しく、そういった点でシンプルながらもこれに匹敵する日本語学習書はなかなかありません。

日本語学習者は韓国人、中国人、ブラジル人が多いので、彼らの言葉や英語でも漢字の意味を書いているのもとても有益です。

日本だからこそ買える本で、海外ではまず売られていません。是非海外でも出版してほしいですがそれは難しいと思うので、せめて日本に滞在中に購入してほしい一冊です。