仏検対策の唯一の問題集、という記事のタイトルから色々なことを察していただきたいと思いますが、仏検ではこれだけが対策になります。

どんな語学の試験でも結局は公式に勝るものはそうそうありません。試験対策なのであれば、実試験と傾向が似ているほど良い参考書になり、公式は似ているというか、実際の試験そのものなので最高の試験対策になります。

逆に駄目な試験対策本というのは、実試験とあまりにもかけ離れたものたちのことです。まず、語彙が実際の試験に絶対出ないようなものばかりという本があります。構文の難易度、挿入句やわかりづらい接続詞、どこにかかっているのかわかりづらい関係代名詞、熟語、などなど色々なことが試験作成の際に、ルールのようなものに則って、考慮されていてこのルールから離れすぎている本が多いです。

こういったルールは目に見えないものですが、たとえばリスニング音声の朗読の速さやリーディング問題の語彙数などは簡単に把握できるルールです。そういったところがきちんと出来ていない試験対策本が、特に英語以外の言葉だと、多いです。

しかし公式の試験問題集は、ほとんどの言語で、非営利団体によって作られているのですが、そこそこ高いです。英検は安いほうで、他の公式問題集、こちらの仏検公式ガイドブックも比較的高いです。

英検に関しては、以前、非営利団体であるにもかかわらず儲けすぎていると大きく非難されたことがありますが、公式ガイドの値段などを踏まえると他にももっと非難される団体があるように思います。

そういったわけで、もう少し安くしてほしいこちらの本ですが、買わなければどうにもならないほど対策としては重要な本なので購入せざるをえません。ただ、公式のホームページでPDFがダウンロードできてリスニングの音声ファイルも聞くことができます。試験対策には量をこなさなければいけませんし、公式ページの試験の量はとても少ないので、結局この本を買わなければいけませんが。ある意味これも受験料みたいなものですかね。