言語学者が選ぶ最強の語学書集(+語学学習法とか研究とか統計とか)

これまで数百冊の語学参考書を買ってきたので、特にお勧めできるものを言語学者の観点からご紹介。 語学書を活用する為の効率的な学習法や言語学の話題も。

    英語ライティング

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    脚注の書き方や、参考文献の書き方など論文にはきちんとしたルールがありますが、分野によってそのルールが異なる場合が少なくありません。こういったルールにきちんと則っているかで論文の価値も大きく変わるのできちんとおさえておきたいポイントです。

    グーグルで"guidline" + "大きなジャーナルや学会の名前"で検索すると色々出てきます。"language"という単語をいれても良いかも知れません。

    言語学の例だと
    Language Style Sheet - Linguistic Society of America
    というのがあり、ここで色々見れます。フォントのサイズや、参考文献の書き方など。

    こういったことは細かいことなのですが、大学院入試の合否や、ジャーナルに投稿した論文がリジェクトされるかといった重要なことに絡んでくるので、なんとかこういった情報はそろえられるだけ揃えるべきです。

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    今回の内容はどうしたもんかという感じです。

    実際の試験に近い問題集ほど優れているのですが、このシリーズの本は実際の試験問題が掲載されているように見えます。実際どうなのかは疑問ですが。

    きちんと著作権的に問題が無いのか、ETSが許可しているのか、わかりませんが、あちこちで売っていてきちんとした?出版社から発売されているので大丈夫なのでしょうか。著者の名前が実名?で思いっきり掲載されていますし。

    新托福写作真经はライティング、阅读はリーディング、口语はスピーキング、福听力はリスニングのようです。

    録音は一応ネイティヴのようですが、どこの国かまではわかりません。TOEFLはアメリカ英語ですが、オーストラリア人かもしれません。

    これ発売してもいい内容なんでしょうか?

    英文を見る限りはかなり実際のTOEFLっぽいです。まんま実際のTOEFLなんでしょうか????

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    崎村 耕二先生の名著で、この本だけで英語論文の骨格が完成します。英語で論文を初めて書く、というような人にお勧めの一冊です。

    だいたい論文で使いたくなる表現というのは決まっていて、そういった表現を状況別に、書きたくなりそうな順番で実にうまく並べられていて、使いやすいことこの上ないです。

    学術誌投稿用の論文を書く、学会発表用のアブストラクトや原稿を書く、という場合はまた別ですが、大学の学部の卒業論文を英語で書くのが必須な場合、もしくは修士論文を英語で書く際にお勧めです。重要なのはこういった本で書く骨格ではなく中身なのですが、骨格がしっかりしていれば中身も形が整うものです。この本に書かれている例文を掲載されている順番で使い、その他使える表現を混ぜていけば論文らしい論文になるので、論文執筆になれていない場合の頼れるガイドになります。

    この本の中で使用されている英語は分かりやすく、英文を見ても自力で和訳を楽に導き出せるようなものばかりだと思います。これはつまり英語で論文を書くことに慣れていなくても使いやすい表現が多いという意味です。

    これらの理由から英語での論文を書きなれていない人にお勧めです。私自身、初めて英語論文を書くときに重宝しました。この手の本は最近は出版される機会が増えて、何冊ももっていますが、最初の一歩としてまずはこの本をお勧めします。



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